もうすぐ20年になる家の外壁の耐久性について

vol.209

2021年12月2日(木)

築17年目の建物に住んで
プロが感じたこと。

パートⅣ

一番気になる外壁についてです。

外壁はガルバリウム鋼板と
チャネルサイディング(木の外壁)
一部、塗り壁

屋根はファイバーグラスシングル
リッジウェイ(普通の屋根材です。)

コーキングは普通のもの

ガルバリウム鋼板

当時、ある家に一目惚れした
外壁が真っ白い
ガルバリウム鋼板でした。

デザイン性がすごーく気に入った
こともあり、メンテナンスなど
考えることもなくこの外壁にしました。

では、もうスグ20年になろうとする
ガルバリウム鋼板の
耐久性はいかがなものか?

ご紹介します。

正面からの見栄えは
サビもなく、白さを保っています。

窓からの雨だれなどの痕もありません。

しかし、北側は隣家も迫っていて
ビッチリ、家が建っているので
風通しが悪い為、

換気扇からの汚れや雨だれが
目立ちますが許せる範囲では?

あと10年は塗り替えなしで
いけるかなぁと思います。

正面については全然気になりません。

結論、ガルバリウム鋼板は
耐久性に優れ、30年に1回、
コーキングと屋根と一緒に
塗り替えればいいと思います。

真っ白な色でこの程度なので
黒やグリーン、茶など
色が濃いものについては
30年、40年経っても
全然大丈夫だと思います。

チャネルサイディング
木の外壁

チャネルサイディング
これは施工の問題なのか?

釘が浮いて来たり、割れが
凄かったので
10年目で一度張替えをしました。

木の感じが最初はいいのですが、
後々グレーになってくるので

それをどうとらえるかが、、、

個人の感覚の違いです。

印象は木のサイディングは
メンテナンスがかなり掛かる
そんな、イメージです。

塗り壁

塗り壁は圧倒的にメンテナンスが
かかります。

建物に通気をとっていなかったり、
ラスモルタル下地で
外壁を塗っていると

北側はカビが生えたり
苔が生えたりしてきます。

10年くらいでカビが発生して来ました⤵

ですので、当社で塗り壁をする場合は
建物の通気を取る為に
デラクリート施工を採用し
塗り壁でもしっかり建物の通気が
取れるデラクリート施工で
塗りを行っています。

デラクリートのホームページは
こちら http://www.duracrete-co.net

そうすることにより
北側でも苔が生えにくかったり
汚れが目立ちにくくなります。

屋根&コーキング

屋根については
ファイバーグラスシングル
リッジウェイという

一般的な屋根です。

見た目では色落ちもなく
劣化もありません。

コーキングについては
一番安価なコーキングを使用しています。

築10年経った時に一度、
太陽光をのせようと思って、
業者に見てもらいましたが
正直、カピカピになっていて
打ち直しを勧められました。

でも、打ち直しには
足場を掛ける必要があり
金額もかかる為

屋根、外壁の塗装と一緒に
やろうと思います。

コーキングについては
耐用年数が高いものを
使用した方が良いです。

今回、外壁の耐用年数について
紹介させて頂きましたが、

今後の家づくりの参考になれば
幸いです。

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