vol.449
2022年7月11日(月)号
無垢材と集成材どっち?
お客さんによく聞かれる質問
“”無垢材“”と『集成材』
どっちがいいの?
色々YouTubeなどで
様々な意見があるけど
実際はどうなの?
この質問を実際作っている
方々にお話を聞けました、、、。
櫻井さんは集成材もつくっていますが
地元の吉野杉、吉野桧をPRしようと
よしの坊というブランドで
無垢材にも力を入れています。
無垢材も集成材も両方つくって
いる櫻井さんだから
大変貴重なお話をお聞き出来ました。
また、海外の木材事情も
把握している
ポラテックの部長さんからも
大変貴重なお話を聞けました。
プロから聞く無垢材について
まず、無垢材についてですが、、、。
無垢材は樹齢80年~90年の
1本の木から作られます
しかし、全部が全部
使える木ではなく
使える木は6、7割
基本真っすぐに伸びた木しか
構造材には出来ないそうです
その他はウッドチップになったり
その他の用途で使うそうです
また、乾燥についても
無垢材は大変だそうです
櫻井さんは日本で数十台しかない
減圧乾燥機にかけて
無垢材を乾燥させています。
通常の乾燥機だと中々
大変だという見解でした、、、。
それは各社で様々な見解が
ありますが
私が感じたことは
無垢材は非常にコストもかかり
人件費もかかっている
そういう印象がありました。
無垢材はいいものだから
高い
というわけではなく
無垢材をつくる過程で
非常に高いコスト、人件費が
かかっているから
どうしても高くなってしまう
無垢材には手間、コストが
かかっているから
高い
結果、そんな見解でした。
また、国産材が流通しない
現状もお聞き出来ました
原木を切るためには
色々な問題があるという
県内の山ごと買ってしまえば
木は思う存分に切れますが
山は複雑になっていて
ここからここは誰の所有。
ここからここは誰?
と複雑になっていて
個人所有となっていて
勝手には切ってはいけない
取り纏めるには途方もない
作業が必要になってくる
そういう事情があります
所有者がたくさんいて
複雑に絡み合っていて
どうしようも・・・
手がつけられない
状態だといいます
昔はヘリコプターを飛ばし
自分の所有地で木を伐採して
持って来ていたそうです
高度成長期の時代は
ヘリコプターを飛ばしても
十分に儲かっていたそうですが
今ではほとんどやっていないそうです。
それだけ日本の山は
難しいという現状があるそうです
かたや、集成材は50年~60年で
伐採し乾燥出来ます
集成材のラミナ材と言われる
元は北欧などで伐採しています
北欧のフィンランドなどは
国をあげてやっているので
どんどん伐採してもいいそうです
伐採したらその分植林していく
国をあげてやっているので
どんどん流通していく
そんな現状があるそうです、、、。
日本の国産材を流通させるには
途方もないことですね
また、集成材の原木は
小さい木から大きい木まで
幅広く利用して
挽き板として乾燥させています。
集成材用のラミナとして
大量生産していますので
幅広く活用出来ます
一方、構造用として使う無垢材は
ほぼ直(真っすぐ)の原木でしか
製材出来ません
それも選りすぐりの、、、。
以上のようなことを考えると
本当にいい無垢材って
中々流通しないだろうなぁ~
と思います
👆集成材は無駄なく
全ての木を色々なものに出来ます
結論、プロとしては
いかなる状況でも
安定供給をしていかなければ
なりません。
安定生産、安定供給、
安心・安全な商品を
届ける為には
集成材は必ず必要不可欠な
商品であることを再認識しました。
私達はまず、安心・安全な商品
安定供給出来る商品を
お客様には届けなければ
なりません
お客様に安心、安全な建物を
お届けするため
これからも家づくり
一生懸命頑張って行きます
番外編で
奈良に来たら
奈良公園、奈良の大仏
中学校以来です
大人になっていくのは
こんなにも新鮮だなんて・・・
奈良の文化にも触れ
奈良で生産された材料を使い
構造用集成材見学ツアー
大変勉強にもなり
ルーツを知ることにもなり
大変有意義なツアーでした。
ご協力頂いた関係者の皆様
大変、大変ありがとうございました。
感謝申し上げます\(^o^)/
では、また明日\(^o^)/