[壁量計算]と[許容応力度計算]の違いとは?

vol.112

タイセーハウジングの建物が
選ばれる理由

②構造・基礎・耐震設計の内容を徹底検証

~タイセーハウジングのこだわり~

タイセーハウジングは
全棟、構造計算(許容応力度)計算
行っております。

全棟というのは、平屋2階、3階建て
全てにおいてです。

で、

構造計算(許容応力度計算)ってなに?

大地震が来ても耐えられる
建物なのか?
台風やハリケーンが来ても
耐えられる建物なのか?

を様々な角度から
科学的に検証し
荷重や地震に対して
柱や梁などが十分に
耐えられるかどうかを
確認する作業です。

詳細な計算量は200ページにも
及ぶ計算方法です。

地震が多い、日本なら全ての建物が
やっているんじゃないの?

と思われると思いますが・・・

実はこの構造計算。

日本では3階建ての建物しか
構造計算は義務化されておりません。

平屋建て、2階建ては
構造計算はしなくても良い法律なんです。

日本で建っている、おおよそ80%に
あたる木造の平屋、2階建ての住宅は
ほとんどが構造計算がされていません。

かたや

鉄骨造や鉄筋コンクリート造で
造られる大型建築物は構造計算が
法律で義務化されています。

しかし

木造の場合は、面積が500㎡以下、
2階建て以下の建物については
構造計算が義務化されていません。

「四号建築物特例」という逃げ道によって
構造計算は免除という扱いになっています。

その為、日本で建てられている
ほとんどの家が構造計算されていないのです。

逆に構造計算されていない建物は
「壁量計算」などの計算をして
建物を建てています。

2つの計算を簡単に説明すると

壁量計算は、間取りの横軸、縦軸で
耐力壁の量が十分かどうかをチェックするだけ。

一方
許容応力度計算は荷重や地震に対して
柱や梁などが、十分に耐えられるか、
どうかを検討する作業になります。

法律で義務化されていないので
構造計算(許容応力度計算)を
しない理由は・・・

まず、費用の問題が一番なのです。

木造の構造計算はその費用で
30万円〜40万円かかり、
性能評価書を取得する場合は
さらに5万円~10万円かかります。

設計建築確認申請費用とは
別です。

そして、構造計算をかけると
屋根から基礎まで建物をまるっと
計算をかけるので、一棟一棟が
すべて違いますので

「壁量計算」によって計画される
建物よりも柱や梁の構造材が
50万円~60万円アップします。

また、壁量も箇所箇所により
違います。
2.9倍のところがあったり
4.3倍の倍率で釘打ちをしなければ
ならないなど、構造図を元に
大工さんは一棟一棟、丁寧に
建物を建てて行かなければ
ならないのです。

そして、一番の違いは
基礎が一棟一棟違うので
配筋量や地中梁があったりで
マニュアル化できないので
基礎の金額も高くなるのです。

基準法仕様規定(壁量計算)
で建てる建物は
ある程度、マニュアル化でき

同じ建物を大量に
建てる事が出来ます。

大工さんも構造図を元に
建てなくていいので
早く建てられます。

ゆえに、多くの建物は
構造計算(許容応力度計算)を
かけずに建てているのです。

タイセーハウジングでは
この許容応力度計算を強みに

これからも

安心、安全な建物を

どこよりも実直に

建てて行きたいと思います

「壁量計算」と「許容応力度計算」の
違い、少しはおわかり頂けましたでしょうか?

許容応力度計算について

もう少し、詳しい説明はこちらより