アパート外階段崩落事故について考える

vol.49

東京都八王子市のアパート外階段崩落事故
を起こした、則武地所の件について
同業者として考えてみたいと思います。

則武地所は神奈川県相模原市に本社を置く、
不動産会社で主に都内と神奈川県内で
低価格の投資用アパートを建築して
投資家に販売していた。
業界内でも圧倒的な安さを売りに
同業他社に比べて、建築単価が
とにかく安く、投資家にとって
利回りが良いことで知られていました。
また、則武地所は低価格の建売も
分譲していて、アパートと同じく
低価格を売りにしていた。

建売住宅もまわりの相場より
格段に安く、どのような方法で
建築したら、低価格が実現出来るのか
不思議でした・・・

今回の事件を受け、やっぱりかぁ~
安かろう、悪かろうなんだなぁと
思いました。

建物は材料費やメーカーの価格を
抑えるには限界があります。
また、職人さんの単価は一番大事で
安かろう、悪かろうは
絶対にあります。
限界値を逸脱してしまうと
歪みが生まれ、大変な事故にまで
至ってしまいます。

この会社は安さを追求するがあまり
大きな事件を引き起こしてしまった。

東京新聞には崩落事故は会長自ら施工、
社員の忠告は無視・・・
となっていましたが
やはり、トップの方針や考え方が
建物には現れてくるのではと
思いました。

この事件を踏まえ、私達は事業者として
非常に重要な役割を担っていると
再度認識させられました。

お客様の安心、安全を第一に考え
命を守る、建物をつくる。
これが、使命であると・・・

同業他社との競争で安さを
追求するのではなく

高品質で高性能な建物
命を守る建物をつくる事を
まず、第一に考え
そこから、企業努力により
価格を抑えていく。
この企業努力の差が
大きな開きとなって現れてくる。

そんな、力強い建物を
追求して行きたいと思います・・・

そこに住まう家族の幸せ、笑顔、
命を背負って家を建てる。
職人さんとも共有し、家を建てて行く。

安心安全な家を建てて、
そこに住まう
家族が幸せで暮らせるような
家づくりをしていく・・・

それが大きな

使命であると・・・

営業、設計、現場監督、大工、各職人さんの
一人一人が意識の共有をし
今後もより一層
「魂込めた家づくり」
をしていきたいと思います。

では、また明日\(^o^)/