vol.99
木は人にやさしい健康素材。
木の家は日本の風土にあった
快適な環境、空間をつくり出す事が出来ます。
四季がある日本。
この環境をやさしく
包み込むのが木の特性
木の特性を充分に生かし
もともと丈夫な木をさらに
面構造にすることで頑丈にし
木の家だから
地震にも火災にも強い
安心できる住宅を実現しているのです。
木の良さ、木の家の素晴らしさを
お伝え致します。
それでは、行ってみよう!
人に優しい木
木は生き物にやさしい健康素材です。
1986年に静岡大学農学部で
木製、金属製、コンクリート製の箱の内
どれが生き物にやさしいか、を調べる
実験が行われました。
それぞれの素材で出来た箱で
ネズミの親子を飼育。
23日間の結果を調べてみると、
子ネズミの生存率が、
木製の飼育箱では85.1%で
ほとんどの子ネズミが生きていた。
金属製の飼育箱では41%
コンクリート製の飼育箱では
わずか、6.9%にとどまった。
ゆえに、木の家は生き物に
とって優しい環境なのです。
鉄の350倍
実は断熱性能の差は歴然で
住宅の素材としては最高なのです。
今の住宅は快適性だけでなく
限られた資源を大切にするために
高い断熱性が求められています。
冬は外の冷たい空気を室内に伝えない
夏は室内の冷やした熱を外に逃さない
という、住宅にとって不可欠な性能を
支えているのが素材自体が持つ
断熱性能です。
グラフでもわかる通り
この熱伝導率の数値は少ない程
高性能ですから、
木材は鉄のなんと約350倍、
コンクリートの約10倍の
断熱性能があるのです。
冬でも木に触れると暖かい
感じがするのは、
この断熱性が優れているからです。
木のぬくもりは
イメージだけではなく
科学的にも立証されています。
2100℃の火
2100℃の高温に耐える木は火災にも強い。
一般的なイメージでは
木よりも鉄の方が火に
強いイメージがありますが
確かに、木材が燃えやすい
と言うのは事実ですが、
ある程度の厚みを持つ
木材の場合、表面が燃えると
焦げて、火の進行を食い止める
炭化層となるのです。
この炭化層の進行を止め
木材の内部まで火を通さない
ので強度はほとんど変わりません。
鉄が550℃で強度を落とし
変形するのに対し
構造材(ランバー材)は
なんと、2100℃を超える炎で
15分以上燃やしても
火が全体に燃え
広がることがないのです。
それだけ、木は火に強いのです。
鉄の3倍
実はコンクリートや鉄より強い素材です。
住宅は構造が木造であれ
鉄筋コンクリート造であれ
素材を大量に使用します。
この素材が重ければ重いほど
住宅、地盤には負担がかかり
これに地震や台風などの
外力が加わると、その負担が
更に増加します。
地盤や家のことを考えると
素材は軽くて強い方が良いのです。
木材の比重は約0.3~0.8
鉄7.8、コンクリートは2.3
比べると木の方が
いかに軽いかがわかります。
この比重に対しての
強度を調べると
引張比強度は鉄の約3倍
コンクリートの約120倍。
圧縮比強度は鉄の約3倍
コンクリートの約10倍の強度です。
つまり木の方が
一般的に強いと思われている
鉄やコンクリートより
実は強い素材だったのです。
含水率15%以下
水分が少なければ少ないほど
頑丈になります。
木造建築の耐久性を向上させる
ためには、使用する木材の
水分量を抑えることが必要です。
構造材は全て、含水率15%以下の
乾燥材を使用しています。
元々、丈夫な木材を乾燥させる
ことにより、より硬く丈夫に
しています。
このような乾燥材を使用して
いるので、木材が建築中に
雨に濡れても心配はありません。
雨が中まで浸透することは
ありません。
表面についた水滴を中まで
浸透することがなく
すぐに乾燥してしまうからです。
建材としての
木の強さ、良さ
木造の家は地震や火災などの
災害に弱いと誤解されがちです。
過去の大地震でも
計算し尽くされた木造建物は
鉄筋コンクリートの建物に
比べ、被害が少ないことが
実証されています。
また、奈良の法隆寺は
世界最古の木造建築として
有名ですが、1300年もの
年月を経ても、部材の強度は
創建時とほとんど
変わっていないようです。
このように木は
強度に優れ
災害に強い
鉄やコンクリートを
はるかに凌ぐ
素晴らしい
建築用材なのです。
では、また明日\(^o^)/