vol.99
木は人にやさしい健康素材。
木の家は日本の風土にあった
快適な環境、空間をつくり出す事が出来ます。
四季がある日本。
この環境をやさしく
包み込むのが木の特性
木の特性を充分に生かし
もともと丈夫な木をさらに
面構造にすることで頑丈にし
木の家だから
地震にも火災にも強い
安心できる住宅を実現しているのです。
木の良さ、木の家の素晴らしさを
お伝え致します。
それでは、行ってみよう!
![大切な家族の安心](https://www.taise-housing.blog/wp-content/uploads/2021/08/7c02d7e116be20901d479561ac566a5b-1024x576.jpg)
人に優しい木
木は生き物にやさしい健康素材です。
1986年に静岡大学農学部で
木製、金属製、コンクリート製の箱の内
どれが生き物にやさしいか、を調べる
実験が行われました。
それぞれの素材で出来た箱で
ネズミの親子を飼育。
23日間の結果を調べてみると、
子ネズミの生存率が、
木製の飼育箱では85.1%で
ほとんどの子ネズミが生きていた。
金属製の飼育箱では41%
コンクリート製の飼育箱では
わずか、6.9%にとどまった。
ゆえに、木の家は生き物に
とって優しい環境なのです。
![](https://www.taise-housing.blog/wp-content/uploads/2021/08/9e4e7c02524d8839aa6f2f0bbea8ff00.png)
鉄の350倍
実は断熱性能の差は歴然で
住宅の素材としては最高なのです。
今の住宅は快適性だけでなく
限られた資源を大切にするために
高い断熱性が求められています。
冬は外の冷たい空気を室内に伝えない
夏は室内の冷やした熱を外に逃さない
という、住宅にとって不可欠な性能を
支えているのが素材自体が持つ
断熱性能です。
![](https://www.taise-housing.blog/wp-content/uploads/2021/08/5a834e14ea57a0cf726f79f1ab2dcc39.jpg)
グラフでもわかる通り
この熱伝導率の数値は少ない程
高性能ですから、
木材は鉄のなんと約350倍、
コンクリートの約10倍の
断熱性能があるのです。
冬でも木に触れると暖かい
感じがするのは、
この断熱性が優れているからです。
木のぬくもりは
イメージだけではなく
科学的にも立証されています。
2100℃の火
2100℃の高温に耐える木は火災にも強い。
一般的なイメージでは
木よりも鉄の方が火に
強いイメージがありますが
確かに、木材が燃えやすい
と言うのは事実ですが、
ある程度の厚みを持つ
木材の場合、表面が燃えると
焦げて、火の進行を食い止める
炭化層となるのです。
この炭化層の進行を止め
木材の内部まで火を通さない
ので強度はほとんど変わりません。
鉄が550℃で強度を落とし
変形するのに対し
構造材(ランバー材)は
なんと、2100℃を超える炎で
15分以上燃やしても
火が全体に燃え
広がることがないのです。
それだけ、木は火に強いのです。
鉄の3倍
実はコンクリートや鉄より強い素材です。
住宅は構造が木造であれ
鉄筋コンクリート造であれ
素材を大量に使用します。
この素材が重ければ重いほど
住宅、地盤には負担がかかり
これに地震や台風などの
外力が加わると、その負担が
更に増加します。
地盤や家のことを考えると
素材は軽くて強い方が良いのです。
木材の比重は約0.3~0.8
鉄7.8、コンクリートは2.3
比べると木の方が
いかに軽いかがわかります。
この比重に対しての
強度を調べると
引張比強度は鉄の約3倍
コンクリートの約120倍。
圧縮比強度は鉄の約3倍
コンクリートの約10倍の強度です。
つまり木の方が
一般的に強いと思われている
鉄やコンクリートより
実は強い素材だったのです。
含水率15%以下
水分が少なければ少ないほど
頑丈になります。
木造建築の耐久性を向上させる
ためには、使用する木材の
水分量を抑えることが必要です。
構造材は全て、含水率15%以下の
乾燥材を使用しています。
元々、丈夫な木材を乾燥させる
ことにより、より硬く丈夫に
しています。
このような乾燥材を使用して
いるので、木材が建築中に
雨に濡れても心配はありません。
雨が中まで浸透することは
ありません。
表面についた水滴を中まで
浸透することがなく
すぐに乾燥してしまうからです。
![構造材含水率](https://www.taise-housing.blog/wp-content/uploads/2021/08/e997c72d3b1f4f840dc757b07160cca5.jpg)
建材としての
木の強さ、良さ
木造の家は地震や火災などの
災害に弱いと誤解されがちです。
過去の大地震でも
計算し尽くされた木造建物は
鉄筋コンクリートの建物に
比べ、被害が少ないことが
実証されています。
また、奈良の法隆寺は
世界最古の木造建築として
有名ですが、1300年もの
年月を経ても、部材の強度は
創建時とほとんど
変わっていないようです。
このように木は
強度に優れ
災害に強い
鉄やコンクリートを
はるかに凌ぐ
素晴らしい
建築用材なのです。
では、また明日\(^o^)/