能登半島地方の地震で耐震設計を考える

vol.739

2023年5月6日(土)号

GWも終盤
昨日石川県能登地方で
大きな地震がありました

震度6強

被害にあわれた方
謹んでお見舞い申し上げます

以前旅行にいった宿も
大丈夫かどうか
心配です、、、

無事を祈ります

この能登半島
以前に旅行に行った時

車で走っていると
行く家、行く家
屋根が黒い瓦屋根

地域的に
能登名物「黒い屋根瓦」
として街並みが揃っています

この景色は素晴らしい

でも建築をやっている身として
どーしても

この瓦屋根だと
重たいだろうに・・・

地震に耐えられるのだろうか?

許容応力度計算の
耐震等級3をとる為には
どれくらいの柱の梁
基礎の梁
壁はどんだけ倍率が必要なのか?

そう思ってしまいました

えっ屋根によって変わるの?
屋根が重いと、、、
どうなるの?

そう通常
許容応力度計算をしない建物
壁量計算のみの建物

これらは屋根、基礎は計算しません

あくまで壁のみの計算の
耐震等級を計算します

日本の木造の計算は
3段階に分かれていて

一番精密性が高い
計算方法は

許容応力度計算です

この許容応力度計算は
屋根と基礎も計算式に入れます

よって
このような重たそうな
瓦屋根だと

構造の梁や耐震の壁を
より強固にしなければ
なりません

また基礎も計算する為
このように梁が太くなったり
より強固な基礎にしなければ
耐震がとれなくなります

👆許容応力度計算をした基礎は幅が違います

👆基礎を計算しないとマニュアル通りの幅が全周一緒です

配筋の量、太さも違います

方や
2段目の性能表示計算
一般的には壁量計算と呼ばれます

👇👇👇

ほとんどの住宅メーカー
日本の木造2階建て以下の建物
8割はこの計算方法です

ちなみに木造3階建て
RC造の建物は
構造計算(許容応力度計算)は
義務化されています

そして一番下の仕様規定
これは必要最低限の
建築基準法の計算式です

これは4号特例といって
近年縮小されます

この壁量計算と仕様規定の
計算方法では
屋根と基礎は計算しません

壁だけの計算式になり
耐震等級を取得して行きます

ですので
このような重たそうな
瓦屋根を使っても
大丈夫です

もちろん太陽光など
重たいものをのせても
計算しませんので

壁量などは
耐震等級3でも
足りているのだろうか?
大丈夫なんだろうか?

疑問に思います、、、。

でも許容応力度計算をした場合は
もちろん屋根も計算にいれて
耐震等級3を取得して行くので
このような重たそうな瓦屋根は
のせられないです

仮にのせなければならない
家にした場合は
相当な壁量が必要だったり
相当太い梁が必要になります

それだけ
屋根と基礎を計算に入れるのは
大切であると思います

また屋根を
計算に入れるので

こういう細長い敷地に
家を建てる場合

あまりにも細長いので
風が来た時
耐えられないので

逆に重い瓦屋根にしないと
ダメな場合もあります

👇瓦屋根

このように
家を建てる場合

色々なケースがあり
地盤もしかり
土地もしかり

1棟1棟違います

許容応力度計算は
その土地、地盤によって
計算をかけて行きます

様々なケースで
バランスよく考えながら
家を建てて行きます

マニュアル通りではないのです

1棟1棟に計算をして
耐震等級を取得して行きます

より地震に強い家
許容応力度計算による
耐震等級3の家

タイセーハウジングの家は
耐震について緻密な計算のもと
建てています

さぁGWも残り2日
全力で接客していきますよ~

では、また明日(^.^)/~~~

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