生コン不正利用、東京・神奈川の住宅で強度不足の恐れ、70件違法建築か?!

vol.416

2022年6月9日(木)号

ここ2、3日川崎市の
生コンクリート製造販売業者が
JIS規格に反する生コンを製造し、
この生コンの使われた
神奈川県や東京都内の住宅など
約70件が違法建築になる
恐れがあるとして
各自治体が調査していることが
わかったと大きく報道されています。

今日はこの件についてのお話です

JIS基準に適合しない生コンを
建物の主要部分に使うと

建築基準法に接触するだけでなく
安全性に影響が出る可能性もあり

住宅の引き渡しや工事の中止を
指示している…と

調査対象の建物は川崎市と横浜市
東京都府中市、町田市、稲城市
狛江市、世田谷区の計7市区に上り

このうち川崎市が約50件と最多

多くは引渡し前や工事中の戸建て住宅。

このような報道が大きく出ました

当社も神奈川県厚木市を中心に
横浜市、世田谷区も注文建築を
建築しているので
身近で起こっていることです

当然、すぐに全ての
案件調査しました!

もちろん、、、

1件もございません!

ご安心ください、、、。

生コンクリートが使われる
工程は

住宅であれば
基礎の段階と外構工事などの
工程で使用されます。

でも一番、重要なのは
基礎で使われる
生コンクリートです、、、。

では、実際どのように
この生コンクリートは
発注されて使用されているのか?

工程のお話をしたいと思います。

生コンクリートの発注は
大きくわかれて

基礎屋さんが直接発注する場合と
請負業者(大元の建築会社)の
指定の生コンクリート製造業者に
基礎屋さんが発注する場合とに
わかれるのではないでしょうか?

この業界の8割、9割は
基礎屋さんが直接発注する
生コンクリート製造業者を
使用する場合が多いと思います。

なぜかというと

基礎工事をやっている過程で

基礎屋さんと生コン屋さんは
切っても切り離せない
関係だからです。

密に連携を取り合わないと
工事がうまく進まなかったり
するためです、、、。

その日に生コンを打ちたいとか
今日は雨だから中止する

などと、
現場ではその日のうちに
やる、やらないを判断して
生コンを打つので現場では
非常に大変なのです、、、。

当然、出来る生コン屋さん
運転手がしっかりして
動きがいい生コン屋さんでないと
工事が思うように進みません。

だから、基礎屋さんが
いつも使っている
生コン屋さんにお願いする
ケースが多いのでは
ないでしょうか?

生コンクリート製造業者を
大元の請負会社で
決めてしまうと

その生コンクリート製造業者と
基礎屋さんがうまくいかない
ケースもよくあることなので

大半は基礎屋さんが直接発注する
生コンクリート製造業者を
使うのではないかと思います。

しかし、基礎屋さんが
直接発注する場合は
品質が一定でない場合もある為

当社では、必ず
生コンクリート製造業者
(日本産業規格製品認証取得工場)
チェックし

レディーミクストコンクリート
配合計画書を提出の元
証明書を発行してもらい

品質を一定に保つようにしています。

建築会社の中ではそこまで
チェックせずに

業者さん任せにしていると

今回のケースになってしまう
場合が多々あります。

まだまだ業者さん任せの
建築会社が多くあります。

だから、このような事件は
繰り返し起こるのだと思います。

だから、私たちは

要チェックは常にしています!
要チェックは大事です!

こういう建築業界では
一般的に下請け業者さん任せに
しているケースが多くあります。

この生コンクリートや鉄筋や
建築資材で使われているもの

多くは下請け業者さんが
選別、施工しています。

大元の請負会社が指定できるのは
あまり多くはないのでしょうか?

仮に指定していても
違うものを使っていたり

基準と違うものを使って
いたりするケースもあります。

だから、常に要チェック!

業者さん任せにしない!

人任せにしない!

全ての責任は我にあり!

元請け会社の責任にあり!

そういうことを胸に刻み
そういう一切の責任を
背負う覚悟で仕事をするよう

現場監督とは常に
ミーティングしています。

お客様の命を預かっている!

その家族の命を背負っている!

それだけ、住宅を建てるという事は
社会的責任があるのだと

そういう仕事への姿勢
仕事への想いが必要だと

常々、言っています。

建築業界は1つの家を建てるのに
多くの業者さん、多くの職人さんが
関わります

これをしっかり束ねて
いい建築を建てなければ
なりません。

いくら、性能のいい家
高気密・高断熱の家、
デザインがいい家などと
うたっていても

いい建築をしなければ
全く意味がありません、、、
全部、台無しです。

まずは、その家に携わる人たちの
仕事への姿勢、考え方が正しく
なければいけません。

そして、数々の経験をした
技術力、施工力が必要です!

家を建てるのは生半可な姿勢では
いい家は建てられません

並大抵の努力では
いい建築にはたどり着きません。

私たちは常にそういう気持ちで
日々、家づくりをしています。

これからも一生懸命
日々、愚直に家づくりに
邁進していきます!

では、また明日(^.^)/~~~

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